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フルモールド鋳造法の歴史
■名称の由来
フルモールド鋳造法は、消失模型鋳造法・ロストフォーム・EPCプロセス・FMCプロセスなど種々の呼び名で呼ばれます。フルモールド鋳造法は、鋳型の中が空間である木型法のキャビティーモールドに対応した言葉です。
■歴史

左よりルームヘルド社長夫人・当社社長の木村・菅野・木村夫人・ヴィットモーザー教授(1993年10月マインツ市郊外のホテルにて)アメリカのシュロイヤー(H.F.Shroyer)によって出願されたフルモールド鋳造法の基本特許は、1958年に成立しています。1964年にはディーター(H.B.Dieter)とスミス(T.R.Smith)がドライサンド法による発明を、1967年にはドイツのヴィットモーザー(A.Wittmoser)とホフマン(Hoffmann)がマグネット法による発明をおこなっています。
フルモールド鋳造法の基本特許はドイツの断熱材製造会社であったGruenzweig & Hartmann社(略称G+H社)が実施権を1961年に取得し、同社の副社長に就任したアーヘン工科大学のヴィットモーザーがこの技術の工業化と世界への普及に尽力することになります。ヴィットモーザーはフルモールド鋳造法の育ての親と言うことになります。
日本では、三菱油化バーディッシュがヴィットモーザーの運営するフルモールドインターナショナルから特許の再実施権を 1965年頃取得し、三菱重工が技術開発を行うことになります。フルモールド鋳造法のファミリーは多いときには120社にものぼりました。当社も、 1966年11月にファミリーに参加しています。

フルモールド鋳造法によるプレス金型当時のフルモールド鋳造法は、品質が悪くメリットが最大限に活かせるのは自動車用のプレス金型でしかありませんでした。 1993年11月フルモールド普及活動の中心となっていたヴィットモーザーが急逝したため、ライセンスグループ活動は終止符を打ち、各社独自で展開されることとなります。フルモールド鋳造法は、発泡ポリスチレンを製造する化学メーカーが、発泡ポリスチレンの商品拡大を目指す目的で行われることがわかります。ヴィットモーザーの唱えるトップ方案がよいか、当社社長の木村が唱えるボトム方案がよいか、世界を巻き込んだ議論が行われました。基本特許が消滅した1980年以降、それまでプレス金型のような大物鋳物が主体であったフルモールド鋳造法を、異形管や自動車部品等の小物に展開する流れがでてきます。

ロストフォームによる量産品1980年にはジェネラルモーターがアルミ合金のシリンダーヘッドに、1982年にはフォードが、また1984年にはフィアットが小物量産品へのフルモールド技術の展開をおこなっています。これらの技術は、ノーバインダーの砂を用いて振動造型機で造型する手法が主体となります。この技術は、ロストフォームと言う呼び名が最も一般的です。日本でもほぼ同時期に、小物量産品へのフルモールド鋳造法の展開が行われており、第2次のフルモールドブームが起こることになります。
大物鋳物においては、フルモールド鋳造法の欠点である残渣(発泡ポリスチレンの燃え滓)の問題から、プレス金型以外への展開はなかなか進みませんでした。しかしながら、木型を必要としないフルモールド鋳造法は単品鋳物には最も適した鋳造法であることは間違いありません。当社は1974年から工作機械・産業機械へのフルモールド技術の展開を図ってきました。この技術を当社では、ニューフルモールド鋳造法(略してニューフル)と称しています。このニューフルの技術は木村特有の技術であったため、また単品物に限定したものであったため、ブームを引き起こすまでには至りませんでした。

1987年フルモールド模型をCAD/CAMを使って製作する方法が当社に導入されることになります。この技術により、量産鋳物への道が開かれることになります。フルモールド鋳造法による工作機械の量産品へのチャレンジが、木村鋳造所で行われることになります。この技術は、工作機械の複合鋳物そして産業機械へと進展していくことになります。
1987年に導入したフルモールド模型製作のためのCAD/CAMシステムは、その後の模型の作り方を根本的に変えることになります。従来は2次元の図面から空間を想像し、バンドソーなどを使って部品を作成し、これを組み立てて、模型を作成していました。コンピュータの発展と共に、手作りによる模型作りはCAD/CAMによる模型作りに変化していくことになります。当社においては、2002年に手作りゼロを達成することになります。この模型作りの大変革が、フルモールドの量産鋳物への道を開くことになります。
フルモールド法による産業機械
CAD/CAMによる模型の製作
CAD/CAMによる模型の製作
ソリットデータの応用
ソリットデータの応用
ヴィットモーザーが育て親となったフルモールド鋳造法は当社へと引き継がれ、量産・非量産を問わず、また鋳物の種類を問わず適用されるようになってきています。
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